



















日本の時計製造技術を世界水準へと押し上げたセイコーの最高峰、グランドセイコーのセカンドモデル「57GS(セルフデーター) Ref.5722-9990」です。
1963年に誕生したセカンドモデルは、初代GSのDNAを受け継ぎつつも、より過酷な日常使いに耐えうる実用機として、GS史上初の「日付表示機能(カレンダー)」と「本格的防水ケース」を具現化した歴史的名機です。
本作「5722-9990」の最大の魅力は、セカンドモデルを象徴する力強く太いラグ構造にあります。エッジを立たせた多面カットの輝きと、クッション型を帯びた重厚なケースラインは、のちに確立される「セイコースタイル」の礎となった、国産ヴィンテージ時計屈指のマスターピースです。文字盤は上品なサンバースト(放射目)仕上げが施されたシルバーダイヤル。そこに配された太く立体的なバーインデックスと、鋭く磨き上げられたドルフィン針が、今なお色褪せない卓越した視認性と精悍な高級感を放ちます。
心臓部には、第二世代の系譜を受け継ぐ手巻きキャリバー「Cal.5722」を搭載。もちろん、リューズを1段引くことで瞬時に日付を修正できる「カレンダー早送り機能(クイックチェンジ)」を備えており、現代においても抜群の実用性を誇ります。
【コンディションおよび仕様についてのご案内】 本個体は製造から長い年月を経る中で、リューズが当時の「KS(キングセイコー)刻印リューズ」へと交換されています。また、裏蓋中央のゴールドメダル(メダリオン)が欠損しており、コインなしの状態となっています。
ケースや文字盤にはヴィンテージ特有の小傷や経年変化が見られますが、57GSならではの力強い太ラグのエッジ感はしっかりと残っています。パーツの交換やメダルの欠損はあるものの、日常使いで気兼ねなくガシガシと使える「実用派のヴィンテージGS」として、非常におすすめしやすい一本です。国産アンティークの歴史を宿す57GSを、ぜひこの機会にMORIにてご検討ください。